満身創痍の内村航平、着地乱れて14・133点

[ 2021年9月23日 17:19 ]

体操・全日本シニア選手権 ( 2021年9月23日    山形・酒田市国体記念体育館 )

<体操全日本シニア選手権>ブレトシュナイダーを決める内村航平(撮影・小海途 良幹)
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 種目別鉄棒で予選落ちに終わった東京五輪後、初めての実戦に臨んだ内村航平(ジョイカル)は、同種目で14・133点だった。

 五輪後に股関節痛を発症。そこから痛みは体の至るところに広がり、「ハンバーガー食えねえ、みたいな」と、顎関節にも影響が出ていた。満身創痍の状態で約2カ月ぶりに実戦のバーを握った。

 万全のコンディションからは程遠いが、構成は従来通りだった。冒頭のH難度「ブレトシュナイダー」は何とかキャッチし、カッシーナ、コールマンと離れ技を成功。だが、着地した後に後ろに倒れ込み、スコアは伸びなかった。

 10月18日には生まれ故郷の福岡・北九州市で世界選手権が開幕。最高の結果で弾みをつけることはできなかった。 

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