国枝 車いすテニス金奪回「自信」、戦闘モード入った コンディション上昇

[ 2021年8月13日 05:30 ]

オンライン取材に応じた車いすテニスの国枝
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 東京パラリンピック(24日開幕)に出場する車いすテニス世界ランキング1位で日本選手団主将も務める国枝慎吾(37=ユニクロ)が12日、オンライン取材に応じ、2大会ぶりのシングルス頂点へ「金メダルを獲るという強い気持ちを持って臨むし、自信もある」と決意を語った。

 3連覇を狙いながらも、ベスト8に終わった16年リオ大会から5年。国枝は王座奪還へ戦闘モードに入った。東京パラはヒューエット(英国)、フェルナンデス(アルゼンチン)ら、ここ4年間のグランドスラム覇者たちがそろう。男子はその高いレベルから「戦国時代」と表現され、国枝も「みんなチャンスがあって僅差。誰が獲ってもおかしくない」と警戒した。

 前回の悔しさがある。16年4月に右肘を手術し、リオ大会には痛み止めの注射を打って出場。「絶対王者」と呼ばれながらも、本来の実力は発揮できず、ダブルスの銅メダルのみに終わった。当時は「やりたくないなって気持ちだった」という。でも、今は違う。肘への負担を研究し、フォームも改良。「コンディションも上がっている」と状態も好調だ。昔からラケットには「俺は最強だ!」と書いており、「一日10回言い聞かせようと思う」。東京を舞台とする戦国時代で、キングに返り咲く。

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2021年8月13日のニュース