四十住 五輪後初滑りは銀座、スケボー普及へ願い「コンクリートのパークを」

[ 2021年8月13日 05:30 ]

ラルフローレン銀座のイベントに出席した四十住。併設されたランプで五輪後初滑りを披露
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 東京五輪のスケートボード女子パークで金メダルを獲得した四十住(よそずみ)さくら(19=ベンヌ)が12日、都内で自身がスペシャルサポーターを務めるラルフローレン銀座のイベントに出席した。

 初代女王に輝いてから取材対応やあいさつ回りに引っ張りだこで、「まだ練習もできていなかった」と反響の大きさを実感。スケートボードスクールを開催する店舗併設の赤、青、白、緑のブランドカラーに彩られたランプ(だ円を半分に切った形の練習場)で五輪後の初滑りを披露し「とても可愛いし、このランプ持って帰りたいです」と声を弾ませた。

 スケートボードの指導者になる夢を持つ19歳は自宅のミニランプから始まった金ロードを振り返りつつ、競技を始める子供たちに「最初に痛い思いをすると嫌になるので、座って乗ってみたり楽しい部分を見つけてほしい」とアドバイス。常に負傷のリスクを伴う競技に今も恐怖心は消えないが、金言とともに「怖いけど楽しい。こわ楽しい?」と若者らしい独特な表現でスケートボードの魅力を語った。

 東京五輪で日本はストリートを合わせて3つの金メダルを獲得。国内の練習施設は徐々に増えつつあるが、大会ができる規模のパーク施設は数えるほどだ。四十住は「大会で使うようなコンクリートのパークがもっとできたら五輪選手も出てくる」と普及を熱望。自身も結果と滑りでけん引する覚悟を示し、「パリ五輪で連覇を目指したい」と3年後へ決意を新たにした。

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