女子種目別平均台 芦川うらら 緊張乗り越え笑顔の6位!「足の感覚がなくなって、上がるとクラクラした」

[ 2021年8月3日 18:42 ]

東京五輪第12日体操女子種目別平均台決勝 ( 2021年8月3日    有明体操競技場 )

女子種目別平均台決勝 着地しポーズを決める芦川うらら=有明体操競技場
Photo By 共同

 体操の女子種目別平均台の決勝が行われ、芦川うらら(18=静岡新聞SBS)は6位に終わった。

 一度は予選落ちが決まったが、決勝の8人に残っていたルーマニアの選手が棄権したため、補欠1番手からの繰り上がりでの出場がかなった。競技前は初の五輪での決勝とあって、さすがに緊張した面持ち。途中、ふらつく場面もあったが、最後の着地を決めると持ち味の“うららスマイル”が弾けた。

 芦川は「オリンピックの決勝だけあって、今までで一番緊張した。やる前から足の感覚がなくなって、上がるとクラクラしました」と克服。競技を振り返って、「足を外してしまったけど、何とか耐えて…。それがなければとなるけど、ここまで来られたことに感謝しています。この舞台でやり切れたことを自信につなげていきたい」と語り、今後の糧にすることを誓った。

 また、16年リオデジャネイロ五輪で女子4冠のシモーン・バイルス(24=米国)は銅メダル。7月27日の団体総合決勝で最初の跳馬を終えた後、演技を断念。試合後の記者会見で精神的ストレスが原因だったと明かし、その後も29日の個人総合、1日以降の種目別決勝も跳馬、段違い平行棒、床運動と棄権していたが、競技最終日となった平均台には出場した。

 金メダルは管晨辰(中国)、銀メダルは唐茜靖(中国)で中国のワンツーだった。


 ◆芦川 うらら(あしかわ・うらら)2003年(平15)3月8日生まれ、静岡県富士市出身の18歳。女子平均台で昨年12月の全日本選手権を初制覇。12年アジア・ジュニア選手権で個人総合優勝の七瀬さんを姉に持つ。静岡・常葉大常葉高出、静岡新聞SBS。1メートル43、35キロ。

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2021年8月3日のニュース