橋本聖子会長が「五輪休戦センター」理事就任「平穏を求める唯一の救いに」

[ 2021年5月26日 16:52 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長
Photo By スポニチ

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は26日に理事会を開き、冒頭10分をオンラインで報道陣に公開した。

 橋本聖子会長は冒頭のあいさつの中で、国際オリンピック委員会(IOC)の関連団体である「国際オリンピック休戦センター」の理事に就任したことを発表した。古代ギリシャでの五輪では競技期間中は戦争状態の都市国家間が休戦していたとされ、現代の五輪でも期間中の休戦を目指して、IOCが2000年に同センターを設立した。

 同会長は「オリンピック、パラリンピックを通じて世界の平和を希求するということは、どの世界選手権やW杯、文化イベントにもないオリンピック、パラリンピックだけが持つ価値」とし、「新型コロナウイルスという見えない敵との戦いも続く中、いまだ軍事的緊張が高まったり、テロで人々の命が奪われる事態が続いている。休戦期間はオリンピックの開幕1週間前からパラリンピック閉幕1週間後。平和という理想にまだ遠い現実に生きている人々にとって、この59日間でも平穏を求める唯一の救いとなるのではないか」と組織委の理事にアピールした。

続きを表示

2021年5月26日のニュース