橋本聖子会長、コロナ禍での五輪「課題に挑戦」「乗り越えるヒントを発信」「レガシーとして後世に」

[ 2021年5月26日 16:23 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は26日に理事会を開き、冒頭10分をオンラインで報道陣に公開した。

 新型コロナウイルスの収束は見通せず、開幕まで2カ月を切っても五輪開催の機運は高まらない。橋本会長は「安全安心な大会開催のための準備は着実に進んでいるが、都民、国民のみなさんにとって、安全で安心できる大会を私たちがどのように開催しようとしているのか、みなさまに実感いただくには一層の情報発信の努力が必要だと認識している」と話した。

 国民感情については「海外から選手や関係者が来日し、一同に介して大会が開かれることに不安を感じる方が少なからずいる。また、開催により医療への負担を懸念される方もいる」とした上で、来日人数削減などを徹底する「3徹」を「あらためて図っていきたい」と説明していた。

 コロナ禍でも開催へ突き進む五輪とパラリンピック。「世界共通の課題に挑戦し、乗り越えるヒントを世界に発信し、レガシーとして後世に残していくことが使命である大会。残り2カ月、万全の準備を行い大会を成功させたい」と意気込みを口にした。

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2021年5月26日のニュース