芹沢1差2位発進 東北福祉大4年 松山&金谷先輩に追いつき追い越せ

[ 2021年5月26日 07:49 ]

第51回九州アマゴルフ第1日 ( 2021年5月25日    福岡県北九州市 若松ゴルフ倶楽部 6827ヤード、パー72 参加選手128人 )

<九州アマ第1日>1アンダー、71で首位に1打差の2位で好発進した東北福祉大の芹沢
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 大分県出身で19年九州アマ2位の東北福祉大4年、芹沢慈眼(じげん、21)が3バーディー、2ボギーの1アンダー、71と好発進。元世界アマ代表のベテラン・大倉清(59)、昨年5位の秋山隆之介(16=日章学園高2年)らとともにトップに1打差の2位につけた。首位は6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70で2アンダーの後藤大翔(だいと、18=大阪学院大1年)だった。

 九州アマも東北福祉大が強い。松山英樹のマスターズ制覇を始め国内では金谷拓実、岩田寛、片岡尚之のOBが3勝するなど東北福祉大勢が猛威を振るう中、現役4年生、芹沢が初Vに向けて好位置につけた。「持病の腰痛がケアのおかげで薄れてきてクラブがしっかり振れるようになった」。前半アウトは2バーディーを奪い「後半は風が出てきてショットが乱れた」。14、15番をボギーとしたが最終18番パー5では第1打を約330ヤード飛ばし、残り180ヤードを9Iでグリーンのカラーまで運びバーディーフィニッシュ。首位に1打差の2位につけた。

 大分県出身で庄内中2年の2013年日本アマで大会最年少の13歳10か月で予選を突破(マッチプレーは1回戦敗退)した。熊本・秀岳館高では15年九州ジュニア、16年九州高校春季大会、17年同夏季大会に優勝したが東北福祉大では腰痛に悩み続けた。「大学のトレーナーの紹介で接骨師の治療を受けるようになって痛みが薄れてきた」。今年に入ってやっとフルスイングができるようになり飛距離も戻った。先々週の男子ツアー、ダイヤモンドカップでは決勝に進み(60位)ドライビングディスタンスで311ヤードを記録し、出場選手中4位に入って自信も復活した。

 19年大会は1打差の2位で優勝を逃したが腰痛の癒えた今季はタイトル奪取が目標だ。「1学年上の金谷さんは練習でよく一緒に回った。自分も負けないように頑張りたい」。東北福祉大旋風に乗って芹沢が九州一を目指す。

 ▼1位・後藤大翔 風対策でティーショットは“直ドラ”で低い球を打ちフェアウエーをキープした。2日目は69を目標に回る。(熊本・大津町出身)

 ▼2位・秋山隆之介 昨年は5位に入ったが日本アマが中止になった。今回は上位に入って初出場したい。(福岡市出身の宮崎・日章学園高2年)

 ▼2位・大倉清 前半はよかったが後半はガタガタになった。毎日70で回ろうと思ったが…。(前半イン33もアウトで38)

 ▼2位・後藤大生 ドライバーが好調で、第2打は長い距離が残らなかった。4日間を通してアンダーパーで回りたい。(東海大九州2年)

 (第1日上位成績)
―2(1)後藤大翔 70
―1(2)秋山隆之介
  (2)芹沢慈眼
  (2)後藤大生
  (2)大倉清
  (2)安河内蓮 71
±0(7)児玉章太郎
  (7)古川創大 72

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