武士 負傷で取り直しの一番取れず不戦敗 

[ 2021年5月18日 12:43 ]

大相撲夏場所10日目 ( 2021年5月18日    両国国技館 )

<大相撲5月場所10日目>武士(右)と安西の取組で物言いがつき、同体取り直しとなるも、武士が負傷したため取組を続行できなくなり安西の勝ちとなった。武士は引き揚げる(撮影・西海健太郎)
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 序二段の取組で力士が負傷し、取り直しの一番を取ることができず不戦敗扱いとなった。

 武士と安西の取組は際どい勝負となり、審判団が協議。同体と見なされ取り直しとなったが負傷した武士が続行不可能な状態となり、時津風審判長(元幕内・土佐豊)は安西の勝ちと説明した。敗れた武士は世話人の手を借り、西の花道で担架に乗せられ引き揚げた。

 今回の件は下半身の負傷とみられるが、相撲協会は脳しんとうなど立ち合いが成立する前に危険な状態となった場合は審判団が相撲を取らせずに不戦敗にできることを規定に追加した。

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