風林火山トップ浮上!勝又「優勝争いができる」 Mリーグ2020ファイナルシリーズ第5日

[ 2021年5月18日 12:00 ]

Mリーグ2020ファイナルシリーズ第5日第1、第2試合連続でトップを獲った風林火山の勝又健志
Photo By 提供写真

 頭脳スポーツ団体競技の麻雀プロリーグ戦「朝日新聞Mリーグ2020」は17日、ファイナルシリーズ第5日の2試合を行い、第4日まで3位のEX風林火山が初めてトップに立った。

 第1試合は、赤坂ドリブンズ・村上淳、渋谷ABEMAS・多井隆晴、EX風林火山・勝又健志、KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠の並びでスタート。ファイナルシリーズ4試合目の登場の“軍師”勝又は、親番の東3局で赤1枚のシャンポン待ちのリーチを一発でツモり、4000オールでトップに立った。東4局3本場には鳴き仕掛けで満貫を実らせ、第4日の1回戦に続く連勝を果たした。

 ここまで首位を守ってきたABEMASは多井が東4局3本場でリーチをかけた後に勝又の当たり牌をつかむなど得点を伸ばせず4位に沈んだ。この時点で、通算ポイント(Pt)でサクラナイツが首位、ABEMASが2位と入れ替わった。3位の風林火山は、首位との差が110・7Ptまで迫った。

 波に乗る風林火山は第2試合に勝又が連投。同じく連投となったABEMASの多井、サクラナイツ・堀慎吾、赤坂ドリブンズ・鈴木たろうと対戦した。東1局からリーチ・赤・ドラ1の5200点、タンヤオ・赤・ドラ2の8000点を立て続けにアガって主導権を奪うと、南1局1本場でタンヤオ・赤・ドラ2の満貫で加点。懸命に追いつこうとする3人を余裕で振り切った。これで自身3試合連続、5度目の出場で4試合連続のトップ。1日で133・3Ptを稼ぐ獅子奮迅の活躍で、ファイナルシリーズ開幕時の4位から、ついにトップに躍り出た。

 この日の主役となった勝又は「手牌に恵まれた」と相変わらず謙虚に振り返った。ただ、ファイナルシリーズ開幕前に掲げていた「チームで6勝」を早くも達成したことで「しっかりした優勝争いができる」と胸を張った。

 残すは18日の2試合だけ。2位のサクラナイツとは1・5Pt差、3位のABEMASとは16・9Pt差で、順位点だけで順位が入れ替わる三つどもえの状況となった。どこが優勝してもおかしくない状況に、勝又は「順位を気にせず、1局1局集中していきたい。特にプレッシャーが懸かるわけではなく、開き直ってできることをやるしかない」と平常心を強調した。

【ファイナルシリーズ順位】
(1)EX風林火山(164.3Pt)
(2)KADOKAWAサクラナイツ(162.8Pt)
(3)渋谷ABEMAS(147.4Pt)
(4)赤坂ドリブンズ(-86.8Pt)

続きを表示

2021年5月18日のニュース