ラプターズ4連敗 渡辺は8得点と4リバウンドをマーク 3点シュートは3本とも失敗

[ 2021年5月12日 10:50 ]

クリッパーズのズバッツをかわしてシュートを放つラプターズの渡辺(AP)
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 NBA東地区全体12位のラプターズは11日、準本拠地にしているタンパ(フロリダ州)で西地区全体3位のクリッパーズと対戦。すでにプレーオフ進出の可能性を絶たれていたが、一度もリードを奪えないままに96―115(前半52―60)で敗れて4連敗となった。ここ8戦では7敗目。今季の成績は27勝42敗となった。

 カイル・ラウリー(35)やパスカル・シアカム(27)ら主力4選手が欠場する中で、渡辺雄太(26)は第1Q残り4分23秒からコートに登場。21分のプレータイムでフィールドゴール(FG)を9本中3本成功させ、8得点と4リバウンド、3アシストをマークして出場時間帯のチームスコアは「マイナス6」だった。

 前半ではペイント内でのフローター2本と決め、第3Q終了直前にはランニング・ステップからブザービーターとなるジャンプシュートをねじ込んだが、今季の成功率が41・9%に達していた3点シュートは3本すべて失敗。今季の成功率は前日までの41・9%から40・4%にダウンした。

 それでもリーグを代表するシューティング・ガード、ポール・ジョージ(30)には密着マーク。自陣リングを背にするのではなく、逆サイドについてジョージが得意にしている3点シュートを打たせないようにするなどディフェンスでは奮闘した。ガードのライジョン・ロンド(35)や、ラプターズ時代の2019年ファイナルでMVPとなったカワイ・レナード(29)にもマーク。実況アナウンサーは「彼はどのポジションの選手であっても対抗できる」と幅の広い守備力を高く評価していた。

 クリッパーズはここ4戦で3勝目を挙げて46勝23敗。ジョージは今季の成功率が41・6%だった3点シュートを9本中7本失敗して16得点にとどまったが、レナードが20得点、7リバウンド、5アシストを記録し、センターのイビツァ・ズバッツ(24)も18得点と10リバウンドを稼いで勝利に貢献した。

 なおラプターズは13日にブルズ、14日にマーベリクス、15日にペイサーズと対戦してレギュラーシーズンの全日程を終了する。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分23秒=2得点)
(1)9分23秒・右サイドから正面にカットしてペイント内でフローター=〇(アシスト・バーチ)
(2)10分16秒・速攻からダンクを試みるもズバッツのマークにあって失敗=×
 ▼第2Q(出場6分0秒=4得点)
(3)1分20秒・左サイドから正面をついてペイント内でフローター=〇(アシスト・ガレスピー)
(4)1分56秒・速攻から右サイドで3点シュート=×
*3分26秒・フリースロー2本=〇〇
(5)4分0秒・ペイント内でターンアラウンドでジャンプシュート=×
(6)4分20秒・左サイドから3点シュート=×
 ▼第3Q(出場7分16秒=2得点)
(7)7分15秒・左コーナーから3点シュート=×
(8)8分3秒・ペイント内でフローターもエアボール=×
(9)12分0秒=速攻からランニング・ジャンパーによるブザービーター=〇
 ▼第4Q(出場3分47秒=シュート機会なし)

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