テコンドー男子代表 鈴木兄弟が宣言「一緒に金メダルを獲る」 

[ 2021年4月21日 19:14 ]

東京五輪でアベック金を目指すセルヒオ(右)とリカルド
Photo By 共同

 テコンドー東京五輪男子58キロ級代表の鈴木セルヒオ(26)と、同68キロ級代表の弟・リカルド(20)が21日、オンライン取材に応じ、兄弟で金メダル獲得を宣言した。

 昨年、新型コロナウイルスの影響で五輪が延期となってから拠点としていた道場が閉鎖。練習が制限され、リカルドはモチベーションの維持に「不安になった」という。そんな気持ちを兄の言葉が前を向かせた。「一緒に頑張ろう」。自宅に練習スペースを作り、2人でスパーリングに打ち込んで不安を払拭させた。セルヒオは兄弟で励まし合う日々に「お互い力になっている」と語る。

 代表選考会ではセルヒオが先に五輪切符を手にし、兄を追ってリカルドが続いた。この流れは今夏の本番でも変わらない。日程で階級順に変更がなければ、7月24日に58キロ級のセルヒオが最初に登場。翌25日に68キロ級のリカルドが挑む。兄として先陣を切るため「弟を引っ張るのは自分。最終選考のような流れをつくりたい」と意気込む。

 見据える目標は兄弟で同じ。2人は口をそろえて力強く言った。「一緒に金メダルを獲る」。ここから約3カ月、兄弟二人三脚で五輪ロードを歩んでいく。

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2021年4月21日のニュース