橋本聖子会長、観客数上限の6月判断に含み「適切な判断には時間がかかる」

[ 2021年4月21日 22:21 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長
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 IOC理事会がスイス・ローザンヌで行われ、東京五輪パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長がテレビ電話会議システムでのプレゼンテーション後に取材に応じた。

 大会の観客数上限について4月中としていた決定を開催1カ月前の6月に先送りするという報道を受け「刻々と変化するコロナ感染状況において、全体的な数字を見ながら、今後の見通しを含め、専門的な知見から意見を聞いて調整する必要がある。4月中に方向性を見いだしていきたい。今後状況を見て、どの時期に最終的に判断するのは検討中」とした。

 6月も選択肢に含まれるかとの問いには「そうですね」と含みを持たせた上で「この先は93日。できる限り適切な判断するためには時間がかかるかもしれない。感染状況を見ながら決めて。予定通り、方向性は4月に示していかないといけない」と語った。今月中に方向性を示すために、IOCバッハ会長らとの5者協議を今月に開くように呼び掛けていくという。

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