金谷拓実が一戦必勝の集中力で2週連続Vに挑む 見据えるその先

[ 2021年4月21日 16:15 ]

東建ホームメイドカップで優勝カップを掲げ笑顔の金谷拓実(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフの2021年第2戦、関西オープン(賞金総額6000万円、優勝賞金1200万円)はきょう22日から4日間、兵庫県神戸市の有馬ロイヤルCC(7103ヤード、パー71)で行われる。先週の東建ホームメイトカップで今季ツアー2勝目を挙げた超大物ルーキー・金谷拓実(22=フリー)は「調子が良くても悪くても100パーセントは出してるつもりなんで。2週連続優勝というよりこの大会で優勝するために準備をしています」と今週もこれまで同様一戦必勝の構えで臨む。

 2021年初戦を制した後、アジア人初のマスターズ・チャンピオンとなった東北福祉大の先輩・松山英樹(29=LEXUS)にあらためて電話で連絡を取り、優勝を報告と今後についての助言を求めた。その時、偉大な先輩から出された課題はできるだけ早い段階での世界ランキング・トップ50位入りだった。

 先週の優勝で世界ランキングは118位から76位へと急浮上。松山との東京五輪出場と5月の今季海外メジャー第2戦、全米プロ出場に大きく前進した。今週の関西オープンも優勝者が獲得するポイントは先週と同じ「16」。2週連続優勝を飾ることができれば、世界ランキングは6月の今季海外メジャー第3戦、全米オープン出場の目安となる60位前後まで浮上する。

 しかし、東京五輪コンビの二人が見据えているのはその先。この春、あと2勝を加えれば、世界選手権(WGC)シリーズや来年のマスターズ出場へとつながるトップ50へと急接近する。

 「トップ100という一つ目の関門はクリアできたかなと思います。トップ50に入ると、いろんな大会に出られるし、松山さんにもそのことはすごく言われました。早くクリアしたい。勢いというのもあるので今は立ち止まりたくない」

 このまま一気に上昇気流に乗っていく。

 

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2021年4月21日のニュース