オーガスタ女子アマVの梶谷翼が凱旋会見「自分の優勝はそんなに…松山さんはすごいなあって」

[ 2021年4月20日 19:51 ]

地元岡山でリモート会見する梶谷翼(提供:日本ゴルフ協会)
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 ゴルフのオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権でアジア人初優勝の快挙を達成した梶谷翼(17=兵庫・滝川二高3年)が20日、地元岡山市で帰国後初めてとなる凱旋(がいせん)リモート会見を開いた。

 帰国後、2週間は神戸市内で自主隔離を行い、その後、家族の待つ地元岡山に帰郷。縁のある人々に優勝の報告などをして過ごしてきた。この間、時差ボケに悩まされたが、深夜から早朝にかけて放送された松山英樹(29=LEXUS)のマスターズ制覇は起きて見ていたという。

 「自分が優勝したことはそんなに意識してなかったんですけど、松山さんが優勝したのはすごいなあって思いました。自分も男子だったら良かったのに。男子ツアーは見ていて面白い。自分もあの面白い中に入りたい」

 目標とするゴルファーはロリ―・マキロイ(英国)という梶谷ならではの感想だ。

 「この優勝はすごい意味のあることだと思います」

 今回のオーガスタ制覇により自身初となる海外メジャー、全米女子オープン(6月3~6日)、全英女子オープン(7月15~18日)の出場権を獲得。目標とする世界最高峰の米ツアーで今活躍しているトッププロとともにプレーすることになる。

 「初めてなのでどんなものか想像はつかないんですけど、トップのプロと回れるのは楽しみ」と今から胸を膨らませている。

 復帰初戦は5月12日開幕の関西アマチュア選手権になる予定。海外メジャー挑戦の前には日本ツアーの中京テレビ・ブリヂストン・レディース(5月21~23日)にも出場する。

 19年の第1回オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権の覇者ジェニファー・カプチョ(23=米国)はその後、プロに転向し、その年のメジャー、エビアン選手権など米ツアーで既に2位が3度。最新の世界ランキングは12位と世界のトップで活躍している。
 梶谷の今後の活躍に期待が集まる。

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2021年4月20日のニュース