古賀稔彦さん死去 溝口紀子氏「呆然とした気持ちでいます」

[ 2021年3月24日 12:56 ]

溝口紀子
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 「平成の三四郎」と称されたバルセロナ五輪の柔道男子71キロ級・金メダリストの古賀稔彦さんが24日、亡くなったことがわかった。53歳だった。バルセロナ五輪柔道女子銀メダリストで日本女子体育大学教授の溝口紀子氏(49)が24日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演し、沈痛の思いを語った。

 溝口氏は「私自身もお亡くなりになったことが受け入れられない。呆然とした気持ちでおります」と胸中を明かし、「コロナでお会いできなていなくて、突然の訃報で本当に驚いているところです」と語った。がん闘病中だったという情報については「柔道関係者と連絡を取り合いましたが、みんな知らなくて。心配かけないようにと、近親者の方のみがご存じだったようです。若すぎる。お子さんもいらして、すごく柔道のホープだった。ご子息やお嬢様も活躍されて、古賀さんにとっては志半ばだったんじゃないかなと」と語った。

 バルセロナ、アトランタ五輪でともに代表入り。「チャンピオンって俺様な人が多い中で、柔道を楽しくやろうとされて、けん玉を取り入れたりユニークだった」と指導者としても期待されていたといい、「バルセロナ、アトランタと一緒で。柔道界は下の名前を呼び捨てするんですけど、私は“みぞりん”と。すごくかわいがってもらって、上意下達の社会だけどそういうのが一切ない人。気さくで、人生に楽しむことにたけてる人だった」と悼んだ。

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