高安が敗れ朝乃山が1差に 八角理事長「絶対優勝するんだと言う気持ちでやらなきゃいけない」

[ 2021年3月24日 19:49 ]

大相撲春場所11日目 ( 2021年3月24日    東京・両国国技館 )

<春場所11日目>妙義龍(左)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・舛本 暖菜)
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 1敗で首位に立っていた小結・高安が大関・正代に敗れ2敗目を喫した。賜杯レースは3敗の大関・朝乃山、関脇・照ノ富士、平幕・翔猿がそれぞれ勝って、1差で続く展開となっている。

 高安は正代にもろ差しになられ、下がりながら巻き替えにいったところを突き落とされた。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「立ち合いが良くなかった。先に正代に動かれた。(体が)浮いちゃったよね。強引に左を巻き替えにいったけど、先に先に動かれてしまった」と話した。

 そして「(正代は)今日は集中できたんじゃないかな。先に動いて前に出ているから回り込めたし、余裕があった」と今場所、ここまで5勝5敗と苦戦していた正代の見違えるような相撲を称えた。

 高安が敗れたことで3敗の力士にもが然、逆転優勝のチャンスが出てきた。

 特に朝乃山は妙義龍戦で、立ち合いすぐに右を差して危なげなく寄り切り、9日目から3連勝と波に乗ってきた。

 八角理事長は「右が入ったから落ち着いて取れた。今日は圧力をかけてましたね」と評価。トップと1差になったことについては「その気になってやらなきゃいけない。絶対優勝するんだと言う気持ちでね。上位なわけですから。全部勝つんだという気持ちですね」と大関に期待を込めた。

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