フランス劇的逆転勝ちでウェールズの全勝V阻止! 26日スコットランド戦に優勝の望みつなぐ

[ 2021年3月21日 07:31 ]

劇的逆転勝ちを果たし、喜び合うフランスの選手たち(AP)
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 ラグビーの欧州6カ国対抗シックス・ネーションズは20日、最終節の3試合が行われ、フランスが地元サンドニでウェールズを32―30で破り、3勝目(1敗)を挙げて勝ち点を15とし、優勝に望みをつないだ。ウェールズは今大会初黒星(4勝1敗)を喫してグランドスラム(全勝優勝)を逃し、勝ち点20止まりで2年ぶり28回目の優勝もお預けとなった。フランスは新型コロナウイルスの影響で延期となった第3節のスコットランド戦(26日)にボーナスポイントを挙げて勝ち、得失点差でウェールズを上回れば優勝。それ以外はウェールズの優勝となる。

 ウェールズは後半19分にSOビガーのPGで30―20とリード。同27分にはシンビン(10分間退場)で1人少ないフランスが連続攻撃からインゴールでボールを抑えたが、ビデオ判定でその前のラフプレーが判明し、トライが認められずロックのヴィレムセが一発レッドで退場と、ウェールズのグランドスラムが決まったかに見えた。しかし、ウェールズが30分、32分と立て続けのシンビンで14人対13人の状況となり、フランスは36分にフランカーのオリボン主将がトライを決めて30―27と3点差に肉薄。さらに後半42分のラストプレーでFBデュランが左隅へ飛び込み、32―30と劇的な逆転勝ち。4トライのボーナスポイントも獲得し、土壇場でウェールズの優勝を阻止した。

 アイルランドは地元ダブリンでイングランドを32―18と破り、3勝2敗(勝ち点15)として暫定2位に浮上。イングランドは2勝3敗(勝ち点10)で5位に終わった。スコットランドは地元エディンバラでイタリアに52―10と快勝し、2勝2敗(勝ち点11)とした。イタリアは5戦全敗で勝ち点0の最下位に終わった。

 (1)ウェールズ 4勝1敗(勝ち点20)得失点差+61
 (2)アイルランド 3勝2敗(勝ち点15)得失点差+48
 (3)フランス 2勝2敗(勝ち点15)得失点差+41
 (3)スコットランド 2勝2敗(勝ち点11)得失点差+43
 (5)イングランド 2勝3敗(勝ち点10)得失点差-9
 (6)イタリア 5敗(勝ち点0)得失点差-184

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2021年3月21日のニュース