NYのクオモ州知事がスポーツ施設の観客動員を解禁 23日のNBAネッツ対キングス戦から

[ 2021年2月11日 08:11 ]

23日から条件付きでスポーツ施設の観客動員を認めたニューヨーク州のクオモ州知事(AP)
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 米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事(63)は10日、同州内にある収容1万人以上のスポーツ関連施設について収容能力の10%までの観客動員を認めた。

 最初に対象となるのはNBAネッツが本拠を置いているニューヨーク市ブルックリンのバークレイズ・センター(1万7732人収容)で、今月23日のキングス戦から10%までの観客動員が可能。ただし入場者は72時間以内に新型コロナウイウルスの検査で陰性を示していることが義務付けられ、試合当日にはマスクなどで顔を覆い、入場前の体温チェックとスタンドでのソーシャル・ディスタンシングも必要となる。

 NFLのプレーオフで同州北部のバファローを本拠にしているビルズが、スタジアムの9%に相当する7000人弱を収容して2試合を行って問題がなかったことを受けての判断。対象となるのは大リーグのヤンキー・スタジアム(ヤンキース)、シティー・フィールド(メッツ)、さらにNBAニックスとNHLレンジャーズが本拠を置いているマジソンスクエア・ガーデン、NBAネッツのバークレイズ・センター、NHLアイランダースのナッソー・コロシアムなどに加え、シラキュース大のドームスタジアム(キャリアドーム=約5万人収容)や、サラトガ・レースコースなども含まれている。

 30チームで構成されるNBAで限定的ながら観客動員が認められるのはネッツとニックスを加えるとホークス、マーベリクス、ロケッツ、ペイサーズ、グリズリーズ、ヒート、ペリカンズ、マジック、サンズ、ジャズ、キャバリアーズを併せて計13チーム。ニューヨーク州では1月9日に過去最多となる1万7839人の感染が判明したが、その後は減少傾向にあり、2月9日は7101人。陽性率は1月の7%台から4・02%にまでダウンしている。

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