レイカーズが29季ぶりに3試合連続の延長戦 いずれも制して通算6連勝 ジェームズ大活躍

[ 2021年2月11日 15:45 ]

3試合連続の延長戦を制しマシューズとハイタッチをかわすレイカーズのジェームズ(AP)
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 NBAレイカーズは10日、地元ロサンゼルス(カリフォルニア州)でサンダーを延長の末に114―113(前半57―67、延長9―8)で振り切って6連勝。今季の成績を20勝6敗として、西地区全体首位のジャズ(20勝5敗)に0・5ゲーム差と詰め寄った。

 レイカーズの延長戦は6日のピストンズ戦(再延長)、8日のサンダー戦に続いて3試合連続。この日は第2Qの序盤で20点のリードを許し(23―43)、第4Qの7分すぎにようやく初めてリードするという苦しい展開となったが、3点を追っていた第4Q残り19・6秒、25得点を挙げたレブロン・ジェームズ(36)が同点の3点シュートを成功させてサンダーを延長戦にひきずりこんだ。1点をリードしていた延長残り4・3秒にはサンダーのアル・ホーフォード(34)に目がけて投げられたスローインをジェームズが“インターセプト”して時間を削り勝利に貢献。アンソニー・デービス(27)とアレックス・カルーソ(26)を故障で欠く苦しいローテーションとなったが、36歳のベテランが獅子奮迅の活躍を見せて3試合の延長戦すべてに白星を挙げた。

 レイカーズの3試合連続延長戦は、1991年11月1日の開幕戦(対ロケッツ=再延長)から2日のマーベリクス戦、5日のクリッパーズ戦を含めて経験したとき以来で、実に29シーズンぶりの珍事。そのときはマーベリクスに勝っただけの1勝2敗だったが、今季はこの3試合で出場時間が46分→43分→41分という“重労働”をこなしたジェームズの活躍ですべて白星をものにした。なおNBAで3試合連続で延長戦で勝利を挙げたのは2007年1月3、5、7日のティンバーウルブス(対戦相手はスパーズ、76ers、ロケッツ)以来、14季ぶりとなった。

 敗れたサンダーは10勝14敗。8日の一戦よりも勝機があった試合だったがジェームズの“魔力”に屈する形となり、ここ4戦で3敗目を喫した。

 東地区全体2位のバックスはヤニス・アデトクンボ(26)が今季自己最多の47得点を挙げたものの、敵地フェニックス(アリゾナ州)でサンズに124―125(前半71―59)で競り負けて16勝9敗。連勝は5で止まり、東地区全体首位の76ers(18勝7敗)とのゲーム差は「2」となった。

 西地区全体4位のサンズは15勝9敗。デビン・ブッカー(24)が30得点、クリス・ポール(35)が28得点を稼ぎ、チームは4連勝を飾っている。

 <10日の結果>
ラプターズ(12勝13敗)137―115*ウィザーズ(6勝16敗)
*マーベリクス(12勝14敗)118―117ホークス(11勝13敗)
*ネッツ(15勝12敗)104―94ペイサーズ(12勝13敗)
*グリズリーズ(10勝10敗)130―114ホーネッツ(12勝14敗)
クリッパーズ(18勝8敗)119―112*ティンバーウルブス(6勝19敗)
*ブルズ(10勝14敗)129―116ペリカンズ(11勝13敗)
*ナゲッツ(13勝11敗)133―95キャバリアーズ(10勝16敗)
*サンズ(15勝9敗)125―124バックス(16勝9敗)
*レイカーズ(20勝6敗)114―113(延長)サンダー(10勝14敗)
 *はホームチーム

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