錦織、全豪へ暗雲 最後の実戦も競り負け「体と頭が一致しない」

[ 2021年2月7日 05:30 ]

男子テニスツアー団体戦ATPカップ1次リーグ ( 2021年2月6日    オーストラリア・メルボルン )

シュワルツマンと対戦する錦織
Photo By 共同

 D組の日本は6日、シングルスの西岡良仁(ミキハウス)、錦織圭(日清食品)が連敗してアルゼンチンに敗れ、通算2敗で同組最下位が決まった。世界ランキング57位の西岡は44位のギド・ペラに3―6、6―7でストレート負け。41位の錦織は9位のディエゴ・シュワルツマンに1―6、7―6、0―6で屈した。ダブルスのマクラクラン勉(イカイ)松井俊英(APF)組も敗れた。錦織らにとっては全豪オープン(8日開幕)に向けた最後の実戦となった。

 あっさり落とした第1セットから一転、第2セットはタイブレークで競り勝つ粘りを見せた錦織だが、表情はさえなかった。「ちょっと複雑な気持ち。(3日の)1試合目の方がたぶんボールの感覚が良かった。頭と体がまだ一致していない」と首をひねった。2週間の完全隔離、約4カ月ぶりの復帰戦を経て、今回がまだ2試合目。中1日で迎える全豪へ、体力面についても「ちょっと心配」と不安顔で「体の回復が第一」と話した。

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2021年2月7日のニュース