池江璃花子、復帰後初の表彰台「自信を持っていいんだな」 予選後には涙「この舞台に戻ってこられた」

[ 2021年2月7日 16:59 ]

競泳ジャパン・オープン第3日 ( 2021年2月7日    東京アクアティクスセンター )

<ジャパンオープン2020(50メートル)最終日>女子50メートル自由形決勝、メダルを手にする(左から)池江、大本、五十嵐(撮影・会津 智海)
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 競泳ジャパン・オープンは7日、東京アクアティクスセンターで最終日が行われた。白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20=ルネサンス)は女子50メートル自由形で24秒91で2位となり、復帰後4戦目で初めて表彰台に上がった。優勝は自己ベストの24秒75をマークした大本里佳(23=ANAイトマン)。

 レースごとに実力を取り戻していく池江は「さすがに4戦も重ねてたらレースの泳ぎ方もよく分かってきた。凄くハイレベルなレースをできたことで自信を持っていいんだなと思えるようになった」と手応えを語った。

 東京五輪の選考会を兼ねる4月の日本選手権のエントリー種目などは未定で「自分の体調ともしっかり向き合っていかなきゃいけない。あまり無理せず、今年は東京五輪をめざしてやっているとはいいきれない。そこは焦らずやっていきたい」と強調。「今年は50メートルの自由形で王座奪還することが目標」とも語った。

 タイムが急激に伸びている要因については「食事の管理を最近、特に重視するようになった」と明かす。なるべく全部食べる、とかおかわりをする、とか。そういう細かいところから体重を増やしていった」と振り返る。白血病で体重は15キロ落ちたが「5キロちょっとくらいは戻ってきてはいる」と話した。

 ジャパンオープンの舞台に戻り、好タイムを出した予選後には涙を流した。「まず1番通過できたのが凄くうれしかった。目標が25秒3だったので25秒0っていう大幅にタイム更新できたことがすごくうれしかった。また3年ぶりにこの舞台に戻ってこられたことが何よりうれしかったのが一番」と実感を込めていた。

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