全豪オープン前哨戦、男女6大会全て中止 本番は予定通り8日開幕へ

[ 2021年2月5日 05:30 ]

全豪オープン前哨戦で4日の試合が中止となり、会場で練習する選手ら(AP)
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 テニスの4大大会初戦、全豪オープン(8日開幕)の前哨戦としてメルボルンで開催されている男女6大会が4日、新型コロナウイルスの影響で全て中止となった。全豪オープンの大会責任者を務めるオーストラリア協会のクレイグ・ティリー最高経営責任者(CEO)は同日、会見に臨み、「開催には自信を持っている。8日に開幕する」と予定通りの開催を強調した。

 前哨戦を巡っては、3日に選手らが利用するホテルの男性スタッフが、新型コロナに感染したことが判明。メルボルンのあるビクトリア州は関係者を含めて500人以上に検査で陰性が証明されるまで隔離する厳しい措置を取った。検査結果は5日午前中には全て出る見込みで、4日に予定されていた全豪オープンの組み合わせ抽選も1日延期の措置が取られた。

 この日は日本勢では2年ぶり2度目の優勝を目指す女子の大坂なおみがギプスランド・トロフィーのシングルス準々決勝、男子の錦織圭(ともに日清食品)が団体戦ATPカップでアルゼンチン戦を予定していた。5日に競技再開の予定だが、特に錦織はチャーター便の同乗者が陽性反応を示し、入国後2週間の外出禁止措置を受け、3日に4カ月ぶりの実戦復帰を果たしたばかり。度重なるコロナ禍に、本戦への影響が懸念される。

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2021年2月5日のニュース