JOC山下泰裕会長、森喜朗会長の発言は「ん?と思った」「指摘する機を逸した」

[ 2021年2月5日 12:37 ]

JOCの山下泰裕会長
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 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が5日、都内で取材に応じた。

 3日のJOC評議員会で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言。JOCが女性理事の割合を40%に引き上げる目標を掲げ、役員選考の見直しを進めていることを受けての言葉が問題となり、国内外で大炎上。森会長は4日に会見を開いて謝罪し、発言を撤回するとした。

 評議員会には山下会長も出席していた。森会長の発言について、山下会長は「五輪パラリンピックの精神に反する不適切な発言だったと思っている」と話した上で、森会長の発言は厳密には評議員会内でのことではなく、「閉会を宣言して、議事が全て終わった後」のことだったと説明する。

 森会長の発言を聞いた際には「ん?と思った部分は正直あった」とする一方で、「指摘する機を逸してしまったというのが正直な感想」と話した。森会長は辞任せずに職を続行する意志を示している。山下会長は「本人(森会長)が謝罪されて撤回されております。いろんな意見があることは分かっているが、最後まで組織委を全うしていただきたい」と話した。

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2021年2月5日のニュース