競泳・入江陵介が森会長発言に意見「五輪を控える中で…残念」「広い認識を持っていかないと」

[ 2021年2月5日 18:04 ]

ジャパン・オープン第2日 ( 2021年2月5日    東京アクアティクスセンター )

<ジャパンオープン2020(50メートル)2日目>男子100メートル背泳ぎ決勝、優勝を果たしメダルを手にする入江(撮影・会津 智海)
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 男子100メートル背泳ぎを53秒29で制した同種目12年ロンドン五輪銅メダリストの入江陵介(31=イトマン東進)が、東京五輪組織委員会の森会長が女性蔑視とみられる発言について言及した。

 レース後に森会長の発言についての感想を求められ「五輪を控える中で、世界平和であったり、差別をなくすと言う面ではそういった発言があったことが残念に思います」と率直な思いを口にした。

 自身が練習を重ねてきた米国と比較し「いろんな国、いろんな人種の人たちと一緒にトレーニングして食事に行って、凄く楽しい生活をしてきたので。やっぱりまだまだ日本は他の国よりも…。何と言うんですかね、難しいんですけど。多国籍じゃなかったりとかするので。もっともっと世界の選手を迎えるにあたってはそういうところを広くしていかないといけない」とも語った。

 さらに「凄く難しい問題ではある。僕たちもより一層意識しなければいけない」と切り出し「年々いろんな差別の問題が取り上げられてきて、多様性が広がっている中で、広い認識を持っていかないといけない。(そうでない)限りは時代との差が生まれてくると思うので、僕らもこれを機によりそういった問題に向き合いながらやっていきたい」とした。

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2021年2月5日のニュース