遼 30歳になる「節目の年」肉体の進化誓う、今年初戦米ソニーOP開幕

[ 2021年1月15日 05:30 ]

ソニーOPのプロアマ戦で最終調整する石川
Photo By 共同

 米男子ゴルフのソニー・オープンは14日(日本時間15日未明)にハワイ州のワイアラエCC(7044ヤード、パー70)で開幕。16年以来5年ぶりの出場となる石川遼(29=CASIO)は13日、9月に30歳を迎える「節目の年」の初戦を前に、さらなる肉体の進化を誓った。大会には松山英樹(28=LEXUS)をはじめ、日本勢6人が参戦する。

 プロアマ戦で9ホールを回り最終調整を終えた石川は、21年初戦を前に進化への意欲を口にした。9月17日に30歳を迎える節目の一年。「今年は30歳になる。第一線で一日でも長くやりたい。そのためにも体が凄く大事。30歳よりも40歳の方が良い体でいたい」と言葉に熱を込めた。

 30歳からの10年を「ゴルファーにとって重要な10年間」と位置づける。そのために昨年3月から、田中剛コーチとともに2年計画でスイング改造に着手。肉体面では現在約70キロの体重を、5年間かけて75キロまで増やす目標を設定した。トレーニングはもちろん、食事にも細心の注意を払っており「一番はケガをしないこと。次に飛距離につながる」と狙いを明かした。

 今大会は過去3度出場で2度予選落ち。16年は予選通過も、第3ラウンド終了時84位で最終ラウンドに進めなかった。「スイングとコースの攻め方にフォーカスして。まだ結果にこだわるのは早いと思うが、両方とも100%やりきれるように」と力を込めた。

 ≪香妻、目標はトップ10≫大会初出場の香妻は「距離があまりないのでその分、戦えると思う。トップ10に入りたい」と目標を口にした。昨年11月の三井住友VISA太平洋マスターズで初優勝し、出場権を獲得。オフはトレーニングで1Wの飛距離アップを図り、19年に平均290・6ヤードだったものがキャリーで290~300ヤードまで伸びたという。26歳は将来的に「チャンスがあれば米ツアーにも出たい」と話しており、まずは今大会で結果を残す。

続きを表示

この記事のフォト

2021年1月15日のニュース