原沢、浜田のケガは「深刻ではないと思う」柔道・金野強化委員長がマスターズ大会を総括

[ 2021年1月15日 11:12 ]

日本勢として11カ月ぶりの国際大会となったマスターズ大会を総括した全柔連の金野潤強化委員長

 全日本柔道連盟の金野潤強化委員長が15日、世界ランキング上位者で争うマスターズ大会(カタール・ドーハ)の結果を受けてオンライン取材に応じ、試合で右肩を負傷したと見られる東京五輪男子100キロ超級代表の原沢久喜(百五銀行)の状態について「深刻ではないと思う。長期間、稽古ができないというものではない」との見解を示した。

 決勝で膝を痛めたとみられる女子78キロ級五輪代表の浜田尚里(自衛隊)についても、同様の見解を示した。ただ、現状では医師の診察を受けていないといい、きょう15日の帰国後以降に精密な検査を受ける予定。海外からの帰国後2週間の待機期間中に、練習などの活動が可能となるアスリートトラックも緊急事態宣言の発令で適用されず、リハビリ等が必要な場合も「普通の通院はできない。医科学委員会(の助言)をお願いして、できる範囲で治療する」と話した。

 今大会は日本勢にとって昨年2月のグランドスラム・デュッセルドルフ大会以来、11カ月ぶりの国際大会となった。結果は男女計9人が出場し、優勝は女子の2階級。同委員長は「試合自体がほぼ1年ぶりの選手がほとんどだった。現時点での状況をつかむのが一番。その意味では良かった。課題はそれぞれの選手にある」などと総括した。

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2021年1月15日のニュース