柔道男子・康生監督「厳しい」五輪代表2人がマスターズ大会2回戦敗退

[ 2021年1月15日 05:30 ]

柔道マスターズ大会最終日 男子100キロ超級2回戦でウクライナ選手(下)に敗れた原沢(国際柔道連盟提供)
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 柔道の世界ランキング上位者で争うマスターズ大会(ドーハ)閉幕から一夜明けた14日、全日本柔道連盟は総括コメントを発表し、出場した2人の五輪代表がともに2回戦敗退となった男子の井上康生監督は「厳しい結果になった。特に五輪代表2人は課題が多く見つかる大会になった。1年ぶりの試合ということもあり、敗因の一つに試合勘があった」と振り返った。

 今大会は日本勢にとって昨年2月以来、11カ月ぶりの海外遠征。新型コロナ感染対策のために厳しい行動制限などが設けられていた点について「経験が積めたことは収穫」とした。最終日には100キロ超級の原沢久喜(百五銀行)が右肩を負傷したとみられ、今後への影響が懸念される。

 3人の五輪代表が出た女子は、最終日に登場した78キロ級の浜田尚里(自衛隊)が準優勝。増地克之監督は「この時期に実戦経験が積めたことは、何事にも代えがたい収穫。次につなげていきたい」と総括した。

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