桃田 コロナ陽性、無症状もタイ遠征中止 成田空港の検査で判明

[ 2021年1月4日 05:30 ]

桃田賢斗
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 日本バドミントン協会は3日、男子シングルス世界ランキング1位で東京五輪出場を確実にしている桃田賢斗(26=NTT東日本)がタイ遠征に出発する成田空港で受けた新型コロナウイルスPCR検査で陽性反応を示したと発表した。日本協会によると無症状という。日本代表選手、スタッフ全員が検査を行い、桃田以外は陰性だったが、12日から2週連続で開催されるタイ・オープン2大会に参加するための同遠征派遣中止を決めた。代表チームは解散し、今後は保健所の指示に従うという。

 昨年1月の交通事故を乗り越え、12月下旬の全日本総合選手権で実戦復帰して3連覇を達成した桃田はタイ遠征で国際舞台の復帰戦を迎えるはずだった。同代表は2日に東京都内の味の素ナショナルトレーニングセンターに集合し、練習も行っただけにクラスターとなる可能性もある。

 くしくも、桃田は五輪開幕200日前の4日に東京五輪・パラリンピック組織委員会のメッセージに登場。コロナ下でも大会へ準備を進めるアスリートとして「2020年は明るいニュースがなかったので、スポーツの力で日本中を明るくできればと思う」とコメントしていた。

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2021年1月4日のニュース