御所実、昨年決勝の雪辱果たせず…今年定年の竹田監督「生徒らは最後までやり切りました」

[ 2021年1月4日 05:30 ]

第100回全国高校ラグビー大会準々決勝   御所実7ー50桐蔭学園 ( 2021年1月3日    花園ラグビー場 )

<桐蔭学園・御所実>準々決勝敗退に涙のフィフティーンを見つめる御所実・竹田監督(撮影・北條 貴史)
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 昨年の決勝の雪辱を目指した御所実だったが、王者・桐蔭学園の壁は厚かった。

 わずか1トライ。ゲームリーダーのSH登根は「竹田先生を胴上げしようってこの一年間、やってきたんですけど、こんな試合になってしまって……」と込み上げるものを抑えきれずに涙した。

 教師生活32年。竹田寛行監督が今年3月に定年を迎える。来季も引き続き、監督として指揮を執るが、節目の年に5度目の正直となる花園初Vをというのがチームの合言葉だった。

 昨年3月の近畿大会は2回戦敗退。「史上最弱」と言われた時期もあったが、そこからはい上がって花園8強入り。竹田監督は号泣する教え子を見ながら「生徒らは最後までやり切りました」とねぎらいの言葉を贈った。

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2021年1月4日のニュース