ウィザーズが敵地でネッツを撃破 デュラントとマッチアップした八村は15得点 第4Qは激闘

[ 2021年1月4日 10:48 ]

ネッツのアレンにマークされるウィザーズの八村(AP)
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 ウィザーズの八村塁(22)が3日に敵地ブルックリン(ニューヨーク州)で行われたネッツ戦に先発。自身今季3戦目では33分出場してフィールドゴール(FG)を11本中6本成功させて(3点シュートは3本すべて失敗)15得点、2リバウンド、3アシスト、1スティールを挙げ、チームは123―122(前半70―71)で競り勝って開幕5連敗のあとはロードで白星を2つ並べた。

 第4Q(29―29)は同点3回、逆転13回という激しいバトル。八村は118―119で迎えた残り1分39秒で得たフリースローの1本目は外したが2本目を決めて同点とした。このあと121―122となったが、残り14・9秒、ゴール下にもぐりこんだブラドリー・ビール(27)が、この日21得点と14リバウンドを稼いだトーマス・ブライアント(23)にパスを繰り出して、ブライアントがダンク。これが決勝点となった。

 ネッツは最後のプレーでカイリー・アービング(28)がジャンプシュートを放ったものの、八村の圧力を受けて失敗。オフェンス・リバウンドをケビン・デュラント(32)がキープして再度ジャンプシュートを放ったものの、これもリングに嫌われて1点差で敗れた。

 八村はファイナルMVP2回、得点王3回のデュラントとマッチアップ。クロスオーバー・ドリブルで振り切られる場面もあったが、最後まで堂々と渡り合った。ビールは27得点、デュラントとサンダー時代に8シーズンにわたってともにプレーしたラッセル・ウエストブルック(32)は出場5試合連続のトリプルダブルはならなかったが、それでも24得点、5リバウンド、10アシスト、2スティールをマークし、八村に対しては3つのアシスト・パスを供給した。

 ネッツは3勝4敗と黒星が先行。デュラントは28得点、11リバウンド、7アシスト、アービングは30得点、10アシストを稼いだものの、今季の年俸合計が7185万ドル(約74億円)に達している主力コンビが最後の場面ではシュートの精度を欠いて敗れ去った。

 なおウィザーズは6日にフィラデルフィアで76ers、8日にボストンでセルティクスと顔を合わせる。

 <八村の全プレー>

 ▼第1Q(出場7分23秒=2得点)
(1)2分37秒・アービングとのミスマッチからゴール下=〇(アシスト・ビール)
 ▼第2Q(出場8分8秒=4得点)
(2)5分34秒・正面やや右から3点シュート=×
(3)8分20秒・アービングとのミスマッチからゴール下(アシスト・ウエストブルック)
(4)8分51秒・ペイント内でデュラントとの1対1からターンアラウンドでフェードアウト・ジャンパー=〇
(5)9分37秒・ゴール下でシュートに持ち込むもアレンにブロックされる=×
 ▼第3Q(出場12分=8得点)
(6)1分33秒・左サイドから3点シュート=×
(7)2分0秒・ゴール下でダンク=〇(アシスト・ウエストブルック)
(8)3分47秒・ペイント内でターンアラウンド=〇(アシスト・アブディヤ)
(9)4分22秒・ゴール下で左手でダンク=〇(アシスト・ウエストブルック)
*7分41秒・フリースロー2本=〇〇
(10)8分37秒・右コーナーから3点シュート=×
(11)11分2秒・正面から3点シュート=×
 ▼第4Q(出場5分53秒=1得点)
*10分21秒・フリースロー2本=×〇

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