有名人の死が相次いだ2020年 クリスマスに願う健康と無事
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【高柳昌弥のスポーツ・イン・USA】「訃報」を書き続けている…。そんな気がしてならない。23日にはかつて取材したことがあるNFLの元スター選手、24日には有名なファッションモデル、そして25日には少年時代にラジオでよく聴いていたロックバンドのギタリストの死亡原稿を書いた。新型コロナウイルスへの感染が死因ではないような気もするが、とにかく有名人の死を伝えるニュースがあまりにも多い。2020年はそんな1年だった。
思えば私にとって今年最初の悲報は、NBA元レイカーズのスーパースター、コービー・ブライアント氏が1月26日にヘリコプターの墜落事故で愛娘のジアナさんとともに41歳でこの世を去るというまさかの出来事だった。緊急連載を始めたものの、多くのファン同様に心の中には「なぜ死ななくてはいけないのだ?」という疑問と葛藤が渦巻き、原稿を書きながらその思いはずっと引きずっていた。やがて世界各地にコロナの感染が拡大。その影響はあらゆる分野に及んだと思う。
大リーグではトム・シーバー、ルー・ブロック、ボブ・ギブソン、ジョー・モーガン各氏の訃報を書いた。若いころによく見ていた名選手が次々に旅立っていくことに時代の流れを感じてはいたが、すべてコロナと無関係だったと言い切る自信はない。
感染者数の多さはすでに“ニュース性”を持たなくったような感じだ。東京の話ではない。日本ではあまり報道されないので紹介しておくが、厳格な感染防止対策をとらなかった米フロリダ州(人口2100万人)の24日の新規感染者は1万3147人。この日だけで122人が亡くなっている。検査件数が多いこともあって日本とは比較にならないかもしれないが、5000人以上の感染者は38日連続、そして1万人以上は4日連続で12月に入ってからは14回目となった。地元メディアは毎日、その数を報道しているのだが“異変”もこれだけ続いてしまうと“日常”になる。米AP通信も毎日のように配信することはしてなくなった。
NBAは82試合から72試合に短縮した2020年シーズンを22日にスタートさせた。しかし23日にヒューストンで行う予定だったロケッツ対サンダー戦は延期。チームの中心選手、ジェームズ・ハーデン(31)がマスクを着用せずに、リーグが禁止しているナイトクラブに行ったためで、結局、濃厚接触者と故障者を含めて9人がユニフォームを着ることができず、試合に必要な8選手を確保できなかった。おそらく混乱はこれだけでは終わらないだろう。
昨季4カ月半の中断を強いられて今季もほぼ無観客で試合を実施しているNBAのアダム・シルバー・コミッショナーは私募債を発行して9億ドル(約936憶円)の資金を調達してそれを全30チームに分配することにしているが、リーグ全体の4割を占める入場料とアリーナ内での飲食&グッズ販売などによる収入を補てんするには様々な方策が必要になるだろう。
昨季グリズリーズに在籍した渡辺雄太(26)はキャンプとプレシーズンでの奮闘が評価されて、「2―WAY契約」で2019年にファイナル初制覇を達成したラプターズでベンチ入りを果たした。本当によく頑張っていると思う。しかしラプターズは本来の本拠地トロント(カナダ)が、国境越えで派生する2週間の自主検疫の影響で使えず、やむをえずフロリダ州タンパを“準ホーム”として選択。トロントのファンの歓声は場内に設置されたスピーカーによるリモート応援でしか聴くことはできない。しかもフロリダでは感染拡大に歯止めをかけられない状況が1カ月半も継続中。ラプターズが本拠を構えたタンパでは、2月7日にNFLのスーパーボウルも開催されるが、このままの状況では確実に難しい運営を迫られる。
2020年だけでなく2021年もタフな1年になるのだろう。そう思って準備をして覚悟を決めなければならない。私自身も発熱はなかったものの、突然肺機能が低下して検査の日々が続いたときがあった。医療に従事されている方の苦労を考えると、万全の策を講じて入院しないですむ努力をしようと思う。
きょうはクリスマス。いろいろな思いがよぎるのは世界共通だろう。テレワークに入って半年。東京マラソン出場のために今年の2月には1日で30キロほど走っていたのに、今では5キロを走るのがやっとになってしまった。体力と肺機能強化のためにそろそろ生活パターンを変えたいと思う今日この頃。すべての人が健康で、夢を抱きながら新たな年を迎えられることを祈るばかりである。
◆高柳 昌弥(たかやなぎ・まさや)1958年、北九州市出身。上智大卒。ゴルフ、プロ野球、五輪、NFL、NBAなどを担当。NFLスーパーボウルや、マイケル・ジョーダン全盛時のNBAファイナルなどを取材。50歳以上のシニア・バスケの全国大会には7年連続で出場。還暦だった2018年の東京マラソンは4時間39分で完走。
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