ウィザーズに感染者1人 ウォリアーズには2人 NBAは混乱と苦境の中でキャンプイン

[ 2020年12月2日 09:19 ]

コロナに感染した選手1人がいることを明らかにしたウィザーズのブルックス監督(AP)
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 NBA30チームは1日に個人練習のみによるキャンプをスタート。ゴール1台につき選手とコーチ各1人という制限を設けてのキャンプインで、5対5を含むチーム練習は4日から6日にかけて実施される。

 22日の開幕を控えて各監督は新型コロナウイルスの感染拡大を憂慮。クリッパーズから76ersに移籍したドック・リバース監督(59)は「NFLなどでは仮に3~4人感染者出ても穴埋めはできる。しかしNBAではそれはシーズンを崩壊させることになりかねない」と警戒感を強めていた。

 2季目を迎えたウィザーズの八村塁(22)は「昨季はプレーオフを逃してしまったが今季はチームとしても絶対に逃したくない。チャンスはあると思う」と抱負を語ったが、チームを率いるスコット・ブルックス監督(55)は「ワシントンDC(地元)にいる選手で1人、陽性反応を示した(名前は非公表)」とチーム内に感染者が出たことを公表。ウォリアーズのボブ・マイヤースGM(45)も2選手が検査で陽性反応を示していたことを(時期と氏名は非公表)明らかにした。

 NBAは昨季終盤、フロリダ州オーランドで一括開催という形でシーズンを再開させたあとは検査で陽性反応を示した選手は1人もいなかったが、10月下旬から全米各地で感染者は急増。今月22日の開幕にあたって、検査で陽性反応を示した選手とスタッフは“現場”に戻るまで少なくとも12日間を必要とするコロナ感染対策の新たなマニュアルを作製して全チームに通達したが、11日に始まるプレシーズン・ゲームから今度は従来通りに「ホーム&アウェー」となるために、より慎重な行動と対策が求められることになる。

。NFLではワシントンDCにほど近いメリーランド州ボルティモアを本拠にしているレイブンズで“クラスター”が発生。カリフォルニア州サンタクララに拠点を置いている49ersは地元の自治体がコンタクトスポーツの試合と練習を禁止したために、アリゾナ州グレンデールに臨時の“準ホーム”を設けるなどスポーツ界では混乱が続いており、NBAでもその影響を受けるおそれが出てきている。

 「バブル」と呼ばれた昨季の再開シーズンの舞台となったオーランドを本拠にしているマジックのスティーブ・クリフォード監督(59)は6月11日にセンターのモー・マンバ(22)が感染していたことを公表。その後復帰して2試合に出場したものの現在に至るまでまだ完全には体調が戻っていないことを明らかにしており、今後は症状が出た選手へのケアもリーグとチーム側に求められることだろう。

 ウィザーズの本拠地ワシントンDC(人口71万人)では11月に入って感染者と入院患者が急増。1日の感染者は133人(入院患者は160人)だったが、11月28日には371人に達しており、ここ2週間の平均では29%ほど増えている。

 なおNBAは「バブル」のときと同様、検査専門のバイオ・リファレンス・ラボラトリー社(本社ニュージャージー州)と連携。1回140ドル(約1万5000円)の検査をシーズンを通して選手やスタッフ全員に実施することを決めている。

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