貴景勝 名称変更後の部屋で初稽古、目指すは綱獲り&常盤山部屋でもV

[ 2020年12月2日 05:30 ]

朝稽古を行う貴景勝(日本相撲協会提供)
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 大相撲11月場所を制した大関・貴景勝(24=常盤山部屋)が1日、初場所(来年1月10日初日、両国国技館)に向け、都内の同部屋で稽古を再開した。貴乃花部屋の消滅に伴い、千賀ノ浦部屋に移籍した直後に初優勝を飾り、名称変更前の最後の場所で2度目の優勝。常盤山部屋の力士となって臨む初の綱獲り場所で2場所連続優勝を狙う。

 綱獲りロードの第一歩は四股、すり足などの基本運動が中心だったが、貴景勝は納得していた。8日間の休みの後半から体づくりのための食事に変更したことで、2度目の優勝を飾った11月場所と見劣りしない張りのある体だった。電話取材に応じた大関は「体もそんなに落ちていないし、いいスタートが切れているなと思う」と好感触を口にした。

 場所後の11月26日の理事会で、年寄名跡変更に伴う部屋の名称変更が承認され、この日は常盤山部屋の力士としての初稽古でもあった。初優勝は貴乃花部屋の消滅に伴い千賀ノ浦部屋に移籍した直後の18年九州場所で、2度目の優勝は千賀ノ浦部屋の最後の場所。「結果的にそうなったけど、本当に良かったなと。新しい名前の部屋でもいい成績を残したい」とさらなる飛躍を期した。

 文句なしの昇進を果たすには連続優勝が求められる。「とにかく一生懸命頑張ることしかできない。あまり深く考えず、伸び伸びやれたらなと思う」と自分らしさを貫きながらも気負わずにいこうと考えている。18~23日に相撲教習所で実施される合同稽古には「自分の体次第だが参加したいと思う。できる環境で一生懸命やれたら」と10月に続いて参加する意向だ。

 四つ相撲に比べて安定感に欠ける突き、押しでの横綱昇進は難しいとされるが、貴景勝は意に介さない。「自分でその可能性を止めてしまったら一生そこで終わり。無理と言われるからやりがいを感じている部分もある。自分は押し相撲しかない。小さい頃から目指してきたもので横綱になりたい」。磨いてきた押し相撲にこだわり、高いハードルに向かっていく。

 ○…日本相撲協会は18年10月1日に貴乃花親方の退職と、消滅する貴乃花部屋の力士らの千賀ノ浦部屋への移籍を承認。先月26日には年寄名跡変更に伴い部屋の名称が千賀ノ浦から常盤山になることを承認した。

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