男子100メートル自由形・中村克、逆転優勝 タイムには不満「48秒台は出したかった」

[ 2020年11月9日 05:30 ]

 競泳の日本社会人選手権最終日が8日、和歌山市・秋葉山公園県民水泳場で行われ、男子100メートル自由形は中村克(26=イトマン東進)が49秒01で優勝した。男子200メートル平泳ぎは渡辺一平(23=トヨタ自動車)が2分8秒69で制覇。女子200メートル平泳ぎは渡部香生子(23=JSS)が2分25秒05で制し、女子200メートル個人メドレーは大本里佳(23=ANAイトマン)が2分12秒53で頂点に立った。

 男子100メートル自由形の中村は50メートルのターンは2番手だったが、後半伸びて2位に体半分のリードをつけた。16年リオ五輪後は相次ぐケガに苦しんだが、コロナ禍で体のメンテナンスに時間を割き、現在は故障なし。自身の持つ日本記録から1秒14遅れる49秒01に「48秒台は出したかった」と悔しがったが「体に不安がないのは久しぶり」と充実した表情を見せた。ハンガリー・ブダペストで開催中の国際リーグ(ISL)の準決勝にロンドンに拠点を置くチームの一員として出場するため、近く渡欧する。

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2020年11月9日のニュース