集団感染の玉ノ井部屋、幕下・白石は復帰戦で惜敗…新十両昇進へ「今場所で決めたい」

[ 2020年11月9日 15:28 ]

大相撲11月場所2日日 ( 2020年11月9日    両国国技館 )

 力士24人が新型コロナウイルスに集団感染した玉ノ井部屋の西幕下2枚目の白石(24)が矢後(26=尾車部屋)にはたき込まれて黒星発進となった。「攻めていなして、攻めていなす」と計画して臨んだが、突っ張り合いになって「ムキになった」。押し込みながらの惜敗を残念がった。

 部屋では感染拡大防止の観点から所属の力士28人全員と、感染は確認されなかったが審判委員を務める玉ノ井親方も秋場所が全休となった。「全休になったら40枚くらい下がるかなと思った」。自己最高位、しかも新十両昇進を目前にしての決定にショックを受けたが幸い、番付は据え置かれた。「感謝。ありがたい。ひと場所分もらったようなもの」と切り替えて2場所ぶりの本場所に臨んでいる。

 何もできない日々が約1カ月続いたという。体重は微減し、足の運びも「出ないし、流れる」と違和感が残った。四股やすり足、体幹トレを積み重ねて感覚を取り戻している最中と言い、「今場所で決めたいですね」と前向きに語った。

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2020年11月9日のニュース