渋野!奈紗!英莉花!“黄金世代”3人が初の同組 6日開幕TOTOジャパンC

[ 2020年11月5日 05:30 ]

練習日の10番、笑顔で手を振る原(左)は渋野(中)、畑岡と第1R同組になることが決定(撮影・沢田 明徳)
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 日本女子プロゴルフツアーの今季第11戦「TOTOジャパンクラシック」(スポニチ主催)は、6日に茨城県小美玉市の太平洋C美野里C(6554ヤード、パー72)で開幕する。4日に第1ラウンドの組み合わせが決まり、畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)、渋野日向子(21=サントリー)、原英莉花(21=日本通運)が同組となった。3人で国内外メジャー7勝。「黄金世代」の豪華共演が大会に花を添える。

 もし有観客で開催されていたら、最高の盛り上がりを見せたことだろう。日米通算8勝の畑岡、昨年のAIG全英女子オープンで日本人42年ぶりのメジャー制覇を果たした渋野、そして今年の日本女子オープンを制した原。この日発表された第1ラウンドの組み合わせで、豪華すぎる共演が実現した。日本女子プロゴルフ協会によると、3人の「そろい踏み」は初めてだという。

 米ツアーを主戦場とする畑岡は10月13日に帰国。2週間の隔離期間中も五輪強化指定選手の特例措置を利用し、事前に登録した施設で調整を進めてきた。この大会は18年に米ツアー2勝目を挙げた思い出の大会。今年は3年ぶりに笠間市の自宅から車で約30分という太平洋C美野里Cに戻り「ギャラリーがいないのは残念ですけど、いつもより気合が入る試合にはなる」と凱旋Vに意欲を見せる。

 2カ月にわたる海外遠征を終えた渋野は、前週の樋口久子・三菱電機レディースから国内ツアーに復帰。同大会では第1Rにホールインワンを達成したが、第2Rに崩れ国内では2戦連続予選落ち。3日から精力的にコースを回り「今週は攻めを貫いていきたい。予選落ちもないので、初日から攻めていける」と前向きに話す。この日は10番から18番のインを回った後にアウトの3番までをラウンド。クラブハウスでは畑岡と鉢合わせして談笑するなどリラックスムードを漂わせている。

 10月の日本女子オープンで初のメジャータイトルを手にした原は、前週の樋口久子・三菱電機レディースで初日こそ75位と出遅れたが、2日目に70、最終日に68をマークし10位でフィニッシュ。2日のツアー外競技で優勝し、年内もう1勝へと調子を上げている。

 例年は米ツアーとの共催だったが、今年はコロナ禍の影響で日本ツアー「単独開催」。それでも今をときめく「黄金世代」らのハイレベルな戦いが秋の日差しに照らし出され、最高の輝きを放つ。

 ◆渋野 日向子(しぶの・ひなこ)
 生年月日:1998年11月15日
 サイズ:1メートル67 62キロ
 出身:岡山市 出身校:作陽高
 世界ランク:15位 通算:日米5勝
 主なメジャー勝利:AIG全英女子OPなど2勝

 ◆畑岡 奈紗(はたおか・なさ)
 生年月日:1999年1月13日
 サイズ:1メートル58 非公表
 出身:茨城県笠間市 出身校:ルネサンス高
 世界ランク:6位 通算:日米8勝
 主なメジャー勝利:日本女子OPなど4勝

 ◆原 英莉花(はら・えりか)
 生年月日:1999年2月15日
 サイズ:1メートル73 58キロ
 出身:横浜市 出身校:湘南学院高
 世界ランク:91位 通算:2勝
 主なメジャー勝利:日本女子OP1勝

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