男子は福岡第一、女子は東海大福岡が優勝 福岡からは4校が本大会出場

[ 2020年11月4日 05:30 ]

全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ)福岡県予選最終日 ( 2020年11月3日    アクシオン福岡 )

優勝を決め笑顔でガッツポーズする福岡第一の選手ら(撮影・岡田 丈靖)
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 男子は昨年のウインターカップで連覇した福岡第一が、同準優勝の福岡大大濠を88―61で下した。女子も昨年と同カードとなり、東海大福岡が精華女子を68―64で破ってリベンジを果たした。福岡県の出場枠は男女ともに2で、決勝進出した男女2校ずつが12月23日から東京で開催される本大会に出場する。

 昨年のウインターカップで頂点を争った2校による決戦。テレビで生中継されるほど注目を集めた一戦は、圧倒的な走力を武器に攻守でアグレッシブだった福岡第一が王者の貫禄を見せつけた。

 コロナ禍で経験を積めなかった中、栄冠をつかんだ。松本宗志主将は「試合経験がなかったから緊張した」とホッとした表情。体が動かず、ファウルを犯しベンチの時間が長くなったが「(同じ)3年生が頑張っている姿を見てこれじゃ駄目だと気合が入った」。ギアを入れ直し、最終第4Qには4本の3Pシュートを決めて勝利を決定づけた。「あまり得意ではないが今日は入る予感があった」と胸を張り、「去年に負けないようなチームをつくって、第一のバスケを皆さんに見せたい」と大会3連覇を見据えた。

 今年はインターハイが中止となり、井手口孝監督は「試合ができたことが本当にありがたい」としみじみと語り、「また全国の決勝で大濠とやりたい」と宿敵との頂上決戦を望んでいた。

 ○…女子は、東海大福岡が昨年決勝で敗れた精華女子にリベンジした。第2Q終了時で32―32の大熱戦。第3Qからは1メートル98の留学生ファール・アミナタ(1年)の高さを武器に突き放した。緒方偲乃主将(3年)は「この大会に懸ける思いは強かった」と喜びを爆発させ、昨年は2回戦敗退の全国大会へ「ベスト8に行きたい。自信はあります」と意気込んだ。

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2020年11月4日のニュース