横峯さくら 妊娠発表後、初の試合へ「妊婦中でも上位で戦えるんだと見せたい」

[ 2020年11月4日 12:02 ]

横峯さくら
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 日本女子プロゴルフツアーの今季第11戦「TOTOジャパンクラシック」(スポニチ主催)は6日から3日間、茨城県の太平洋C美野里C(6554ヤード、パー72)で開催される。国内唯一の米ツアー公式戦として知られる今大会も、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本ツアー単独開催となる。

 9月に妊娠を発表して以降、初の試合に臨む横峯さくら(34=エプソン)が4日、取材に応じ「妊娠7カ月に入りました。2カ月ぐらい前からぽこって(お腹が)出た感じですね。来年2月21日が予定日で男の子です」と現状を報告した。全体的に体はふっくらした印象で「ウエアはMから2Lになりました」という。

 今季は初戦のアース・モンダミン・カップとNEC軽井沢72の2戦に出場。国内ツアーのシードはないが、世界ランク上位の資格を得て出場する。「主人も試合に出たいと言っていたし、出られてうれしい」。現在は10日に1回ほど練習するなど出来る限り体を動かしている。「1Wのキャリーが20ヤード落ちました。ボールを拾うときなどが多少苦しいかなと」と笑う。

 来年の8、9月には復帰を予定している。「米ツアーでの1勝、日本ツアーでの永久シードを取りたい。アメリカに行って世界観も変わった。そこで学んだことを日本でも見せられれば」と現役にこだわる姿勢をのぞかせた。

 99年のヨネックス・レディースには妊娠6カ月の野呂奈津子が優勝したケースもある。「妊婦中でも上位で戦えるんだということが見せられれば。頑張りたい」と抱負を述べた。

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2020年11月4日のニュース