鶴竜「結果しかない」と覚悟も調整不足の不安吐露

[ 2020年11月4日 05:30 ]

 稽古で四股を踏む横綱鶴竜(日本相撲協会提供)
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 大相撲の横綱・鶴竜(35)が3日、11月場所(8日初日、両国国技館)に向けて報道陣の電話取材に応じ、調整不足による不安を吐露した。この日は東京都墨田区の陸奥部屋で、四股や腕立てなどのほか、ぶつかり稽古で幕内・霧馬山に胸を出したが、不安を漏らした。

 直近6場所で5度休場。秋場所は腰痛で全休しており、今度の結果次第では横綱審議委員会(横審)から何らかの決議を受ける可能性がある。「覆すには結果しかない」と覚悟を決めているが、本場所5日前でも相撲を取る稽古が再開できない状況は「(過去に)ない」という。「出た時にちゃんと結果出さなきゃいけない。8番(勝ち越し)でいいやとか、そういうのは駄目だと思う」と最後まで威勢のいい言葉は聞けなかった。

 《白鵬の出場可否 右膝痛診断待ち》右膝痛で2場所連続休場中の白鵬について、師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)が3日、病院での診断によって出場を決める予定だと明かした。10月中旬の合同稽古では、新大関・正代らと20番以上の相撲を取るなど健在ぶりをアピール。だが、宮城野親方は「完全に治っているかは分からない。こちらがいいと言っても、今の状態では駄目と言われる可能性もある」と慎重な姿勢を示した。

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2020年11月4日のニュース