大坂、ストレート勝ちで5年連続の3回戦進出 世界74位ジョルジに“省エネ”快勝

[ 2020年9月3日 09:24 ]

全米オープン女子シングルス2回戦、ガッツポーズの大坂(AP)
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 テニスの全米オープンは2日(日本時間3日)、女子シングルス2回戦が行われ、世界ランキング9位で第4シードの大坂なおみ(22=日清食品)が同74位のカミラ・ジョルジ(28=イタリア)と対戦。6―1、6―2のストレート勝ちで5年連続の3回戦進出を決めた。

 8月31日(日本時間9月1日)の1回戦では、土居美咲(29=ミキハウス)との日本人対決をフルセットの末に制した大坂。左太腿に入念なテーピングを施しての試合となったが、第1セット第2ゲームで早々にブレークを奪うと、第4ゲームでもブレークを奪って5ゲーム連取。第6ゲームこそジョルジがキープしたが、大阪は続く第7ゲームをキープして第1セットを先取した。

 第2セットも第1ゲームでブレークを奪って優勢に試合を運び、第7ゲームでもブレークに成功。このセットを6―2で制し、ストレート勝ちを収めた。

 土居との1回戦は2時間を超える死闘となったが、この日は1時間ほどで快勝。左太腿裏の負傷が心配される中での“省エネ勝ち”で3回戦へ駒を進めた。

 試合後には母・環(たまき)さんがテレビ電話でサプライズ登場し“リモート祝福”。大坂は日本語で「ちょっと恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべた。インタビュアーから試合内容について聞かれると「サーブが良かった。ポジティブな姿勢でプレーができた」と振り返った。心配される左太腿裏の負傷については「まだ勝ち残っているから大丈夫だと思う」と語った。

 大坂は3回戦で世界ランク137位の18歳マルタ・コスチュク(ウクライナ)と対戦する。

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