王輝、錦富士が新十両昇進 再十両は千代の国と北ハリ磨の2人

[ 2020年8月5日 11:56 ]

新十両に昇進した錦富士(右)は師匠の伊勢ケ浜親方とともにリモートでの会見に臨んだ

 日本相撲協会は5日、東京・両国国技館で大相撲秋場所(9月13日初日、両国国技館)の番付編成会議を開き、王輝(24=錣山部屋)と錦富士(24=伊勢ケ浜部屋)の新十両昇進を決めた。

 新潟県関川村出身の王輝は西幕下2枚目だった7月場所で2連敗から5連勝して昇進につなげた。新潟・海洋高を中退し、2013年名古屋場所初土俵。新潟県出身の関取誕生は16年九州場所の豊山以来、4年ぶり。元関脇・寺尾の錣山親方が育てた5人目の関取となった。

 青森県十和田市出身の錦富士は東幕下3枚目だった7月場所は14日目に十両・千代の海を破って昇進を確実にしていた。青森・三本木農高から進んだ近大を中退し、16年秋場所初土俵。伊勢ケ浜部屋の現役関取は、7月場所で2度目の幕内優勝を果たした照ノ富士、幕内の宝富士、照強、十両の翠富士とともに計5人となった。

 再十両は元幕内の2人で、幕下優勝の千代の国(30=九重部屋)は19年夏場所以来で7場所ぶり、北ハリ磨(34=山響部屋)は17年秋場所以来で17場所ぶりの復帰となった。千代の国は幕内だった19年初場所で左膝を負傷し、翌場所から3場所連続全休で幕下に転落していた。北ハリ磨は8度目の十両昇進で、希善龍の9度に次いで須磨ノ富士と並び2番目となった。

 年寄「井筒」を襲名した元関脇・豊ノ島や「清見潟」襲名の元関脇・栃煌山、「荒汐」襲名の元幕内・蒼国来ら25人の引退も発表された。

続きを表示

2020年8月5日のニュース