NFL元ベンガルズのケン・ライリー氏が死去 72歳 QBになれなかった黒人の名選手

[ 2020年6月8日 10:32 ]

72歳で亡くなったケン・ライリー氏(AP)
Photo By AP

 NFL元ベンガルズのコーナーバックとして15シーズンにわたって活躍したケン・ライリー氏が7日、フロリダ州バートウの自宅で死去。72歳だった。死因は明らかになっていない。

 ライリー氏はフロリダA&Mで4年間、QBとして活躍し、1969年のドラフト6巡目(全体135番目)にベンガルズに指名されてNFL入り。しかし当時のNFLには黒人のQBがほとんどおらず、ポール・ブラウン監督(1991年に82歳で死去)はライリー氏の身体能力を生かすためにコーナーバックにコンバートした。

 そしてライリー氏は歴代5位となる65回のインターセプト(5TD)を記録。1982年にはスーパーボウルに出場し(49ersに21―26で敗北)、オールプロには3回選出された。1983年に引退しあとはコーチに転身。パッカーズのアシスタントコーチを経て、1986年に母校フロリダA&Mの監督に就任した。監督としての8シーズンでは48勝2分け39敗。所属のミッドイースタン・アスレチック・カンファレンス(MEAC)の年間最優秀監督には2回選出された。

続きを表示

2020年6月8日のニュース