馬術、五輪種目最速で国際大会再開 大岩義明が意気込み「馬が自信つけてくれたら」

[ 2020年6月8日 21:22 ]

馬術の大岩義明(19年8月撮影)
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 東京五輪で実施される全33競技のうち、最も早く再開する総合馬術の国際大会に参加予定の大岩義明(43=nittoh)が8日、スポーツニッポンのメール取材に応じた。18年世界選手権団体4位メンバーの大岩は、6月10日から14日にドイツ・ヴェスターシュテーデで行われる国際馬術連盟(FEI)の公認大会に出場する。「シーズン初戦で、調整だと考えています。いいムードで馬がゴールするまでハッピーに走れること、馬が経験を積んで自信をつけてくれたら、と思います」と意気込んだ。

 五輪種目で最初の国際大会再開については「特別思うことはありません」ときっぱり。今回は活動拠点となるドイツで行われる競技会のため参加できるが、依然として欧州全体で自由に行き来できる状況ではない。08年北京五輪から3大会連続出場中の大岩にとって、東京五輪は集大成と位置づけていた舞台。「来年の開催に向けて、早く平常の状態に戻ることを願っています」と語った。

 19年12月にスイスで行われた大会からシーズンオフに入り、3月から競技活動を開始する予定を立てていた。しかし新型コロナウイルスの影響で、活動拠点のドイツはロックダウン(都市封鎖)。外出制限により、クロスカントリーなど専用のトレーニング施設に行けず、5月まで競技会は中止となっていた。現在は外出の制限などが解除されており、マスクの着用義務は続いているが店舗などは再開している。「コロナの影響のある厳戒態勢の中ではなく、平常時と変わらない競技に行くような感じで、いよいよ動き出すのだと感じています」と気を引き締めた。

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2020年6月8日のニュース