東地区より西地区多め? NBAプレーオフは東西不均衡 ウィザーズ除外の可能性

[ 2020年5月28日 09:14 ]

シーズン再開後のプレーオフ進出が微妙となっているウィザーズの八村(AP)
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 7月中旬でのシーズン再開を目指していると見られているNBAのプレーオフ方式が従来のシステムから変更される可能性が出てきた。

 スポーツ専門局のESPNがリーグ関係者の話として伝えているもので、現行システムでは東西両地区上位8チーム(計16チーム)がポストシーズンを迎えることができるが、新型コロナウイルス感染拡大で3月11日を最後にレギュラーシーズンを中断した今季は「地区に関係なく勝率上位の20~24チームが進出できる」という“特別案”が浮上。残り15~19試合となっているレギュラーシーズンを消化するのかどうかは未定だが、プレーオフだけの再開パターンで20チームに絞られた場合、24勝40敗(勝率・375)で東地区全体9位のウィザーズは、西地区でトレイルブレイザーズ(同・439)、ペリカンズ(同・438)、キングス(同438)、スパーズ(同・429)の9~12位チームがその勝率を上回るためにポストシーズンから除外されることになる。24チームに拡大された場合には、ウィザーズの勝率はリーグ全30チーム中の22位。拡大される枠の数によって“運命”が異なってくる。

 再開の有無を含めた最終決断は6月初旬と見られており、アダム・シルバー・コミッショナーがどのような決断を下すのかが注目されているところ。再開する場合にはフロリダ州オーランドが“合同試合”の舞台になることが有力で、ESPNによれば、選手同様の感染防止対策をとった上で、選手の家族は同伴できるというプランも論じられている。またAP通信によれば、現時点で米国以外の国に滞在している選手の合流も可能。前週に国土安全保障省のチャド・ウルフ長官がプロのスポーツ選手を対象にした特別措置令に署名したのを受けて、NBAは各チームに対してその旨を通達した。

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2020年5月28日のニュース