BC福島、活動を一部再開 39日ぶりに汗 菊名「野球っていいな」

[ 2020年5月26日 08:32 ]

投内連携を行う福島・菊名
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 ルートインBCリーグの福島レッドホープスは25日、本宮市内で活動を一部再開した。緊急事態宣言を受けて先月17日から活動を休止していたが、39日ぶりに汗を流した。

 午前10時から開始した練習は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、投手は3班、野手は2班に分けて時間差で行った。菊名裕貴内野手(24)は「久しぶりにユニホームを着ることができた。野球っていいな、やっとできる日が来たなと思っています」と喜びを表現した。

 この日、特に力を入れたのは投内連係。6月中旬の開幕に向けて、実戦形式で経験を積む。菊名は二塁や遊撃を守りながら、感覚を取り戻した。「自宅でしっかりバットを振れたので、個人能力は上げられた。これからは投手と外野手との“呼吸”をメインにやりたい」と話した。

 現学法石川の佐々木順一朗監督(60)が指揮した仙台育英(宮城)出身の菊名。春夏ともに聖地を経験しただけに、夏の甲子園の中止を残念がった。「人生が大きく変わった場所。言葉にできない」と語ったが、「高校野球をやってきた過程はうそじゃない。これだけやってきたという自信を持って次のステージで頑張ってほしい」と球児にエールを送った。(近藤 大暉)

 ○…福島レッドホープスは先月27日からYouTubeの公式チャンネルを開設した。岩村明憲監督(41)の発案で、自宅にいることが多いファンなどに動画を配信していく。

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2020年5月26日のニュース