ハンドファースト習得に特化した「100度ウェッジ」が話題

[ 2020年5月1日 05:30 ]

ハンドファーストの習得に特化した練習器「ハンドファーストマスター」
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 スイングの基本であり、理想のインパクトを実現する「ハンドファースト」。しかし、これを意識することによってミスが増えてしまうゴルファーも多いのではないだろうか。今、アマチュアでも正しくこの動きを習得できる練習器具が注目されている。

 「ハンドファースト」の動きとは、右利きの場合、クラブシャフトと左腕がほぼ一直線になる状態でボールをとらえること。アドレスをした時の手元の位置が「ハンドファースト」であることが特徴的で、これを徹底することが正しいスイング軌道につながり、狙った方向へボールを飛ばすことができる。

 そんな正しい動きを習得できる練習器が、ゴルフキャンプが販売する「ハンドファーストマスター」。キャッチコピーが「100度ウェッジ」であることから分かる通り、特殊なヘッドの形状が印象的。正しい動きでボールをとらえないと理想のアプローチが出ない設計になっている。

 開発に携わったツアープロコーチの三觜喜一(みつはし・よしかず)氏は「正しい打ち方をしないと全てミスショットになるので、実践しながら正確、不正確が分かる練習器具です」と語る。

 打ち方は、フェース面に記されている縦横の白いラインをもとに、縦のラインに合わせてアドレスし、横のラインにターゲットを合わせてスイングする。正しい形でボールをとらえるとインパクト時にヘッド側面のオレンジラインが見え、中弾道で約40ヤードほどの打球が出る。逆にボールに当たらない、しゃくり打ち、トップ、ボールが高弾道だった時やインパクト時にヘッド側面のオレンジラインが見えない場合はミスショットというわけだ。

 開発の経緯については「20年前にジュニア専門に特化したスクールを始めた当初、トッププロと教え子たちのスイングの違いを研究していました。そこで気づいた大きな違いがハンドファースト。練習量の少ないアマチュアでもハンドファーストインパクトを獲得できれば必ずうまくなるという確信めいたものがありました」と振り返る。さらに「変な打ち方でも球が飛んでしまうのがゴルフ。間違ったインパクトをしたら、まともに当たらないような練習器具はないかなとずっと考えていました」と続けた。

 「ゴルフの全てはインパクトにある」と信じ、その根本である「ハンドファースト」の習得に特化した逸品。「アプローチのざっくりやトップに悩んでいる人、強い球を打ちたい人に使ってもらいたい」と話す。さあ、理想のインパクトを身に付け、正確無比なショットを手に入れよう。価格は2万6950円(税込み)。

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