琴勝峰が新入幕「まだまだ上はある」と意欲 同学年の豊昇龍&納谷は「刺激し合える仲」

[ 2020年4月27日 16:37 ]

新番付を手にする琴勝峰
Photo By 提供写真

 大相撲夏場所(5月24日初日、両国国技館)の新番付が27日に発表され、琴勝峰(20=佐渡ケ嶽部屋)が新入幕を果たした。佐渡ケ嶽部屋からは先場所の琴ノ若に続く新入幕で、部屋の幕内力士は5人となった。代表取材に応じた琴勝峰は「気持ちが引き締まった。一番上の段まで来ることができた。でも、まだまだ上はあるので。向上心を持っていきたい」と意欲を示した。

 名門・埼玉栄高出身で、2017年九州場所の初土俵から所要15場所での昇進。「無我夢中でやっていたら、いつの間にか、という感じ」と振り返った。十両・豊昇龍、同じ埼玉栄高の幕下・納谷らは同学年。「刺激し合える仲ではあるが、競争というよりは自分でやることをやって、上を目指していきたい」と自分の相撲を追求して幕内の座を手に入れた。

 十両は3場所で通過した。相撲での成長は「押すにしろ四つに組むにしろ、自分からどんどん攻めていくというのはだんだんとできるようになった」と捉えている。新入幕の場所に向けて「まだ相手の圧力が強かったりすると体が反ってしまう。受けに回ると危ない形になってしまったりするので、自分の形になれるように力をつけていきたい」と課題を口にした上で「とりあえずは勝ち越すことを目指したい」と目標を掲げた。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、夏場所の開催は不透明な状況だが「準備時間が増えたと考えている。もっと力をつけるチャンスだと思って」とプラスに捉えて鍛錬を続けていく考えだ。

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2020年4月27日のニュース