十両優勝争いは千秋楽へ 琴勝峰、勝てば優勝の一番で黒星「足が出なかった」

[ 2020年3月21日 16:20 ]

大相撲春場所14日目 ( 2020年3月21日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所14日目>勝てば十両優勝の一番で肩透かし敗れた琴勝峰(下)(撮影・北條 貴史)
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 十両の優勝争いは千秋楽までもつれ込んだ。トップに1差で追っていた東5枚目の琴恵光(28=佐渡ケ嶽部屋)が西14枚目の明瀬山(34=木瀬部屋)に敗れて4敗目を喫したため、直後に土俵に上がった東6枚目・琴勝峰(20=佐渡ケ嶽部屋)は勝てば優勝という場面だったが、西5枚目の旭秀鵬(31=友綱部屋)に肩透かしで敗れ、11勝3敗となった。

 琴勝峰は「自分がいつも以上に意識してしまった。足が出なかった。目の前の取組に集中することができなかった」と後手に回ってしまった相撲を反省した。敗れはしたが千秋楽で勝てば優勝が決まる。「意識してしまうのはしょうがない。気持ちで負けないように」と前を向いた。

 元大関で東3枚目の照ノ富士(28=伊勢ケ浜部屋)は豪快な右すくい投げで10勝目を挙げて優勝の可能性を残すとともに、幕内返り咲きも濃厚となった。両膝の負傷などで序二段まで落ちたが、順調に番付を戻してきた。「去年の3月に復帰してここまで来られて良かったと思う」と感想を語った。

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2020年3月21日のニュース