クリスマスに異変 西地区上位3チームが総崩れ 東地区首位のバックスも苦杯

[ 2019年12月26日 15:22 ]

バックスのブラウンが履いたクリスマス仕様のシューズ(AP)
Photo By AP

 NBAは25日に「クリスマス・ゲーム」の5試合を行ったが、西地区全体の1位レイカーズ、2位ナゲッツ、3位ロケッツがいずれも敗れるという“異変”が起こった。

 レイカーズはロサンゼルスのクロスタウン・ライバル、クリッパーズに106―111(前半63―51)で競り負けて4連敗。24勝7敗で西地区全体首位の座は堅持しているがここに来て勢いがなくなってきた。

 キャバリアーズ、ヒート時代を含めて自身14回目の「クリスマス・ゲーム」となったレブロン・ジェームズ(34)は23得点、9リバウンド、10アシストを稼いだものの、同点を狙って放とうとした残り3・4秒での3点シュートは、クリッパーズのパトリック・ベバリー(31)の粘着ディフェンスにあってボールが手から滑り落ちた。

 ロード扱いだったクリッパーズは23勝10敗。カワイ・レナード(28)が35得点と12リバウンドをマークして勝利に貢献し、このカードでは10月22日の開幕戦に続いて白星を飾った。さらに前日まで西地区全体3位だったロケッツが、同最下位(15位)のウォリアーズに敗れたためにクリッパーズは3位に浮上。レイカーズとは2ゲーム差となった。

 西地区全体2位のナゲッツは地元デンバーで同14位のペリカンズと対戦したが、100―112(前半55―58)で敗れて連勝は7でストップ。ペリカンズはチームワーストの13連敗を喫したあとはここ4戦で3勝目を挙げた。

 昨季のファイナルを制したラプターズはその実績を評価されて、カナダでは初めての「クリスマス・ゲーム」となったが、セルティクスに104―116(前半68―64)で敗れ、5連勝のあとは連敗。東地区全体2位のセルティクスは4連勝で21勝7敗となり、首位バックスとのゲーム差は「4」となった。

 東地区全体首位のバックスも敵地フィラデルフィアで同4位の76ersに102―118(前半47―57)で敗れて27勝5敗。連勝は3でストップした。昨季のMVP、ヤニス・アデトクンボ(25)は23得点、9リバウンド、10アシストを記録したが、放った7本の3点シュートはすべて失敗。同4位の76ersはセンターのジョエル・エンビード(25)が31得点と11リバウンドをマークして3連勝を飾った。

 <25日の結果>

セルティクス(21勝7敗)118―102*ラプターズ(21勝10敗)
*76ers(23勝10敗)121―109*バックス(27勝5敗)
*ウォリアーズ(8勝24敗)116―104ロケッツ(21勝10敗)
クリッパーズ(23勝10敗)111―106*レイカーズ(24勝7敗)
ペリカンズ(9勝23敗)112―100*ナゲッツ(21勝9敗)

 *はホームチーム

続きを表示

この記事のフォト

2019年12月26日のニュース