明成の“八村2世”山崎一渉が躍動 1メートル99の1年生、25得点16リバウンド

[ 2019年12月26日 05:30 ]

バスケットボール 全国高校選手権第3日 ( 2019年12月25日    調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ )

<明成・東海大諏訪>ゴール下からシュートを放つ山崎
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 男子2回戦で明成(宮城)が東海大諏訪(長野)に104―78で快勝。ギニア人を父に持つ山崎一渉(いぶ、1年)がチーム最多25得点16リバウンドと活躍し、勝利に貢献した。2連覇を狙う福岡第一は北陸学院(石川)に94―58で圧勝したが前回準優勝の中部大第一(愛知)は敗退した。

 明成の「いぶ」が躍動した。山崎は34分14秒の出場で、すべてチーム最多となる25得点16リバウンド6ブロックショットを記録。ゴール下の強さだけでなく、2本の3点シュートを決めるなど外からの精度の高さも光った。ギニア人の父と日本人の母を持ち、同校OBのNBAウィザーズ八村塁の背番号8を継承。“八村2世”の異名を持つ1年生が、26点差の快勝の立役者となった。

 身長1メートル99のパワーフォワード。小学生時代に全国総体で活躍する八村の姿を見て、憧れを抱いた。千葉県出身だが、背中を追い、明成進学を決意。入学直後は右足甲の疲労骨折で出遅れたが、徐々に頭角を現してきた。八村は1年時からウインターカップに出場し、3連覇を達成。山崎はその再現を目指す。試合が終わったのは午後7時すぎ。26日に3回戦の市船橋(千葉)戦を控えるため、選手は取材に応じず、佐藤監督は「明日も頑張ります」と話して会場を後にした。

 ◇山崎 一渉(やまざき・いぶ)2003年(平15)7月10日生まれ、千葉県出身の16歳。小学4年時から松戸ミニバスケットボールスポーツクラブでバスケを始める。松戸一中を経て、今年4月に明成に進学した。ギニア人の父と日本人の母を持つ。U―16日本代表でも活躍。1メートル99、83キロ。

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